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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1005SWT

有価証券報告書抜粋 株式会社 サカタのタネ 研究開発活動 (2015年5月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

主力商品である野菜と花の品種開発は、研究本部が統括し、全世界の市場に向けた品種の育成を行っております。研究拠点として、日本国内では静岡県掛川市をはじめ5農場を、海外では北米、南米、欧州などに10農場を配しております。
研究開発者はグループ全体で約401人、当連結会計年度における研究開発費は48億40百万円であります。
当連結会計年度の主な研究内容及び成果は、次のとおりであります。
(1)国内卸売事業及び海外卸売事業
①野菜
当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第65回全日本野菜品種審査会におきまして、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウ、レタスの各作物で1点ずつ1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、ブロッコリーの「サムネイル」が農林水産大臣賞を受賞する栄誉に浴しました。
新品種に関しましては、ビッグベイン病耐病性を持ち肥大力のあるレタス「オーディブル」、食味が極めて良く、かつ非常に倒伏に強いスイートコーン「ゴールドラッシュ90」、優れた食味と収量性をもち黄化葉巻病(TYLCV)耐病性を兼ね備える大玉トマト「麗旬」、草勢強く、青枯病や褐色根腐病の耐病性を持つ台木トマト「バックアタック」など、昨今大きな問題となっている異常気象や蔓延するさまざまな病害に対応しつつ、さらに食味にも優れた品種を多く発表いたしました。
成長著しい海外市場におきましては、日本国内で開発された品種のみならず、海外の各農場においても現地の気候に対応し、世界各地の文化や嗜好に対応して開発された品種についても、評価を頂いております。

②花
当連結会計年度は、一般社団法人日本種苗協会主催の第60回全日本花卉品種審査会におきまして、切花キンギョソウ「ファルファレ ライトピンク」をはじめ、トルコギキョウで2点、ハボタンとパンジーでそれぞれ1点ずつ、合計5点もの品種で1等特別賞を受賞いたしました。その中から特に優秀な品種として、パンジーの「SM2-324」が農林水産大臣賞を受賞する栄誉に浴しました。
年間12回開催される同審査会において、これほど多くの1等特別賞を受賞するのは過去にも珍しく、「花のサカタ」として育種開発担当者及び花の営業担当者の大きな励みとなりました。
一方、新品種リリースでは、国内外の重要品目でマーケットが拡大しているビオラにおいて、当社オリジナルの「ピエナ」シリーズ10色を投入いたしました。本シリーズは、株がコンパクトにまとまり、生育力のあるF1品種で、生産者と消費者両方にとってメリットがあり、今後の売上に大きく貢献できると期待をしております。また、当社の花の主力品目であるトルコギキョウは、熾烈な開発競争の中にあっても、その品質の高さと豊富な品種群により堅調に市場に定着しており、今後は南米などの新興産地でのマーケット拡大を目指しております。

引き続き、研究開発部門では、生産者、消費者に喜ばれる差別性のあるオリジナル品種開発を進め、全世界へ「こころの栄養」「からだの栄養」をお届けできるように努めてまいります。

(2)小売事業
当事業に該当する研究開発は行っておりません。

(3)その他事業
当事業に該当する研究開発は行っておりません。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00006] S1005SWT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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